外構とは、建物外部の構造物を意味する言葉で、門、車庫、アプローチ、塀、垣根、物置、植栽などが該当します。エクステリアとの違いは、外構が構造物そのものを意味するのに対し、エクステリアは空間や環境という概念で用いられ、インテリアのように装飾的な意味合いを含めるところです。
エクステリアを上手に演出することで、住まいへの満足度をより高めることが可能です。外出先から戻ったとき、真っ先に目に入るエクステリアに一息つき、わが家に帰ってきたという思いに浸ることもできるでしょう。
さらに、子どもたちやペットとの触れ合いの場として活用したり、濡れ縁や庭石などを設置してご近所とのコミュニケーションの場を設けたり、あるいは友人たちを招いてバーベキューパーティーなどを楽しめる場所にすることもできます。
エクステリアは、建物本体やインテリアとともに理想の住まいを実現するために欠かせない要素なのです。
エクステリアを構成する主な要素
□ 門まわり
門扉から玄関まで続く通路のことです。門→アプローチ→玄関までが統一感を持って続いていると、おしゃれさを演出できます。素材はコンクリート、インターロッキング、タイル、レンガなどがよく使われます。
□テラス
テラスとは、庭など建物の外で地面より一段高くなった台のことです。屋内とつながっている広いテラスなら、そこに椅子やテーブルを置いてリビングのようにくつろぎの場として使用することができます。
□ カーポート・駐車場・ガレージ
車の出し入れを安全かつ容易にできる設計が重要です。交通量が多かったり幅の狭い道路に面している場合は、特にこの点への配慮が欠かせません。
種類としては「カーポート」と呼ばれる屋根はあるけど壁のないタイプから、建物内部に駐車スペースを設けた「ビルトインガレージ」、ほかには「地下車庫」も人気です。